筋腫があっても不妊治療は出来るのか

結論から言うと出来ました。が、妊娠前に知っておきたい事実をここに共有したいと思います。

私は数年前から筋腫があると言われていたのですが、日本での不妊治療の初診時には直径7cm大もあったので、不妊治療クリニックのドクターに、自分が出産するであろう地元の病院にその筋腫があっても出産に問題ないか聞くように勧められ、地元の病院に行きました(当時は日本での出産を考えていたので)。

ドクター曰く、5cm大なら放置、10cm大なら切除を推奨、7cmだと迷うね、とのこと。

そりゃ取っといた方が安心でしょ、と思ったものの、切除するデメリットとして、

  1. 投薬である程度小さくしてからの切除になるので、投薬期間、手術、術後の回復期間合わせて1年間位妊娠できない
  2. 筋腫を切除した箇所の強度が弱くなるので、妊娠してお腹が大きくなった時の懸念がある(つまりは破裂の可能性)

とのこと。私次第と言われたので、時間もないし、切除せずに不妊治療を強行突破することにしました。時間があれば切除できたのにとも思ったけれど、そもそも1年前はまだこんなに大きく無かった(半年前のイギリスでの不妊治療時にいきなり5->7cm大になった)ので、そもそも考えようが無かったですね。

しかし、、後ほどこの筋腫に幾度も悩まされました。

先ずは妊娠してからお腹が大きくなる過程で。私の筋腫は子宮内膜の外に位置するのですが、筋腫って結構硬いんですよね、まるで皮膚の下に鉄の砲弾抱えてるかのようにそこだけ異様に皮膚が突っ張るんです。お腹が大きくても筋腫がない位置は触るとソフトで弾力があるのに、ある所は硬くてぱつんぱつん!皮膚が張って、体動かす度に痛い。。しかも筋腫は妊娠してから血液が流れて更に大きくなります。私の筋腫は最大で直径10cmにもなりましたが、出産後7㎝大に戻りました。

後は産後。後陣痛とも言われますが産後の子宮収縮の際に痛い痛い!陣痛とまではいかないものの、結構な痛さで、つい声が出てしまうほど。ただ、その痛みは産後1日程で終わったのは幸いでした。

以上、筋腫はあってもその場所によっては妊娠は出来ますが、私の場合は取っておけば良かったと思う瞬間が何度かありましたので、時間がある方は切除してから不妊治療を開始されることをお勧めします。また、筋腫のタイプによりケースバイケースですので、不妊治療前に主治医に色んな可能性を相談されてください。