準備編 – 母乳、粉ミルクから離乳食まで!

娘がイギリスの平均より小さく生まれ、母乳と並行して粉ミルクも与えるように指導されたので、両方についてお伝えすることが出来ます。私は母乳が結局生後4か月で終わってしまったので、その後はずっと粉ミルクでした。また、離乳食についても参考になれば幸いです。リストがお手元に欲しい方は、以下ボタンよりワードファイルをダウンロード下さい。


母乳と粉ミルク共通で必要な物

  • Bibs(よだれかけ)
    特に粉ミルクのシミは結構黄色く強く残るので、服が汚れない為の必須アイテムです。ガーゼ素材は吸収が良くていいですが、シミも強く残りやすいので、サラっとしたコットンで色が濃い目の生地がお勧めです。また、マジックテープの方がホックタイプより着脱が格段に早く楽です!(こういう形のタイプがお勧めですが、色はあった方がいいです。)
  • Muslins(ムスリン)*30から50cm四方がお勧め
    よだれかけとセットで毎日一枚使っていました。ベビの口に付いたミルクやよだれを拭くのはもちろんのこと、日差しが強い日にさらっとベビの肌を覆ったりと、色んなシーンに便利です。生後間もない頃はおくるみとして大きいサイズも持っていましたが、この小ぶりサイズは成長しても何かと使う機会がありますので、常備しておきたいですね。

母乳で必要な物

  • Nursing Pillow (授乳クッション)
    母乳で育てられる方は必須ですね。因みに私は妊娠時に買った妊婦さん用抱き枕を応用していましたが、いまいち使い勝手が悪いので、やはり専用のものを買われることをお勧めします。
  • Breast Pump(搾乳機)
    もし完全母乳で育てたいという方でしたら、最初から電動を買うことをお勧めします! 私は、電動は高価なので母乳が上手く出ることが分かってから買えばいいと、最初は安い手動の搾乳機を買いましたが、これが間違いでした!娘の生後間もなくは手動で搾乳するほどエネルギーは無く、授乳の時しかお乳を出していなかった、しかも粉ミルク併用だったので、母乳の量が減ってしまい、母乳が4か月で出なくなってしまいました。どれだけの母乳が必要か体が判断している最初の数週間の間に電動搾乳機を定期的に付けて、出来るだけお乳を出すべきだったと、後から後悔しました。イギリスの複数の友人はSpectraを使用していましたが、日本だとお高いので他のブランドがいいかもしれません。フランジのサイズをあやまると搾乳量に大きく影響するようなので、ご自分の乳首の大きさを測ってから購入しましょう。
  • Nursing Cover(授乳ケープ)
    イギリスではママの集いだと皆ケープ無しでお乳をあげてます。その為、レストランの店員が男性だとなかなかオーダーを取りに来てくれません(笑)日本ではもちろん必要でしょうし、イギリスでもママが単独で公の場で授乳する際は使うようです。イギリスではこのようなタイプが使われています。因みに私は貧乳(授乳期でも尚!)をさらけ出す勇気がなかったので、外出時は粉ミルクをあげていました(涙)
  • Breast Pads(乳パッド)
    これをしていないとブラが濡れてしまって大変なことに。ストックを切らさず持っていたいですね。私はLansinohを使っていました。心地よく使い勝手もいいのでお勧めです。
  • Vitamins(ビタミン剤)
    授乳ママ用のビタミン剤は必須です!私は授乳時期に急にアバラ骨に痛みを覚えドクターに相談したところ、疲労骨折の疑いを指摘されました。そしてママ友に相談したら「授乳ママ用のビタミン剤飲んでる?」と指摘されまして。急いでカルシウムの入ったビタミン剤と牛乳を飲んだら、速攻で収まりました。詳しくはこちらの記事でも書いています。私はVITABIOTICS社のPregnacare Breast-feedingを摂っていました。イギリスでは一番メジャーなブランドです。

粉ミルクまたは搾乳ミルク

  • Baby Bottle(哺乳瓶)
    もし粉ミルクや搾乳ミルクをお考えでしたら。私は母乳と粉ミルクの混合でしたので買いました。月齢によってボトルの大きさと飲み口の乳首の大きさが変わるので、各社の月齢に沿ったお勧めサイズをご用意ください。私は大は小を兼ねると思って大きいボトルを最初から買ってしまいましたが、ボトルの大きさによって乳首の大きさも変わることに後から気付き、生まれて間もない時から大きい乳首で吸わせてしまって可哀想なことをしました。なんとずさんな母でしょう。。MAMのボトルはコリック防止機能がついていて、イギリスママ友のほとんどがこれを使っています。私も娘がミルクを飲んでいる間はずっとこのボトルにお世話になりましたが、機能が落ちることなく品質も良く、安心して使うことが出来ましたのでお薦めです。
  • Steriliser(殺菌器)
    うちはNubyのLEDタイプを使ってますが断然お勧めです!薬剤投入の必要がないので、ボタンひとつで何度でも気兼ねなく殺菌できますし、すすぐ手間もありません。水を使わないので、機器のお手入れもさっとひと拭きで超簡単!イニシャルコストは多少しますが、殺菌器が不要になる1歳になるまでの1年間の薬剤コストが一切かからないので、結果的にお得でした。日本だとLEDタイプを作っているメーカーがまだ少ないようですが、普及してきたら是非ご検討下さい。
  • Milk Maker(自動調乳機)
    イギリスで粉ミルクをあげているママはほとんどこれを持っています。人気メーカーはTommee Tippeeですが、日本でも色々なブランドが売り出しているようですね。私は実は使いませんでした。洗浄が面倒くさくてコーヒーメーカーも一瞬で使わなくなった人間でして(汗)でも、利用しているママによると意外とお掃除も簡単なようです。
  • Rapid Cool Flask(急速解熱ボトル)
    自動調乳機を使わなかった我が家は、Nubyの解熱ボトルPyrexの耐熱ジャーの組み合わせで粉ミルクを作っていました。沸騰したお湯と粉ミルクを耐熱ジャーで混ぜ、それをこの解熱ボトルに流し込み3分待つと適温ミルクの完成です。ジャー、ボトル共に水洗いでお手入れは簡単。この手法に慣れておけば、外出時も同じ方法でミルクが作れるので慌てることがありません。因みに、ガラスの耐熱ジャーは携帯には重いので、代わりにスペアのミルクボトル等で応用します。あやまって、飲ませる用のミルクボトルを使ってしまうと、せっかく解熱ボトルで冷ましても、熱気を帯びたミルクボトルに移すと結局また熱くなってしまうので注意です。コロナ以降は、レディメイドのミルクも売り出されているので、外出時はそちらでもいいですね。
  • Bottle Brush(ボトル洗浄ブラシ)
    私の主人のようにおおざっぱに洗っていると哺乳瓶やCool Bottleに赤カビが発生したりするので、使用後に毎回これで洗うことをお勧めします。私はmunchkinを使っていました。トップはボトル本体の洗浄、下部が取り外せてボトルの乳首の洗浄に使えます。
  • Details Bottle Cleaning Brush(ボトル細部洗浄ブラシ)
    哺乳瓶以外にも、今後カップやストロータイプも使っていく中で、これがあると様々な細かい所の洗浄に使えるので便利です。私はmunchkinのブラシセットを使っていましたが、大活躍しています!日本で発売されているものですと、とこういうタイプが近いですね。

離乳食

  • Baby Food Maker(離乳食用ブレンダー)
    通常の料理で使うブレンダーでもいいですが、やはり離乳食用のブレンダーがあると楽です!蒸しからブレンド迄ボタン一つで通しでやってくれるので、大分時間の節約になります。私はBooBooのPureePro Baby Food Makerを使っていました。日本へ販売されているものですとこのタイプが近いです。
  • Baby Plates/Baby Bowls(ベビー食器)
    基本、作り置きして冷蔵や冷凍していたものを与えることになるので、食事の前に温める為の電子レンジ対応は必須条件だと思います。また、赤ちゃんがテーブルから押しても簡単に落とせないようにお皿の下が吸盤のようになっているものだと安全です。私はmunchkinのSuction Platesを使っていますが、上記の条件が揃っている上、カラフルでかわいくてお勧めです。
  • Infant Spoons(離乳食スプーン)
    赤ちゃんの専門家より、離乳食スプーンはソフトで、赤ちゃんが食べやすいよう浅い形状のものがお勧めと聞いて、私はmunchkinのスプーンを使っています。お皿と一緒のブランドですと統一感があっていいですしね。また、ベビはすぐにテーブルの外に投げる、しかも一食の間に何回も、なので、毎回拾って洗わなくて済むように4,5本あった方がいいです!
  • Weaning/Feeding Bib(離乳食エプロン)
    我が家はこのようなエプロンを使っています。ポイントは、ポリエステル製(すぐ水洗いできる)ポケットがある(口からこぼれたフードをキャッチ)肩の部分がやや太め(横を向いた時もキャッチできる)です。とにかく使い勝手がいい!お出かけの時もバッグの中で幅を取りません。離乳食後期以降、食事中に暴れるようになると、手首まであるエプロンの方がいいかもしれません。因みにシリコン製の大きなポケットのあるエプロンも人気ですが、シリコンは色や臭いが残る為それを嫌がる赤ちゃんもいる、ポケットが大きすぎるとテーブルとの距離が離れて食べ辛くて機嫌を損ねやすい、という専門家の意見を聞いて前述のタイプにしました。ですが、この辺りはママさんの好みによると思います。
  • Food Storage(保存パック)
    これはママさんの生活スタイルによりますが、私は通常の保存パックの小さいタイプ(250ml位の大きさ)(A)と、離乳食用の60ml小分けタイプ(B)を併用しています。離乳食を作ったら、数日の間に食べる量とそれ以降に食べる量に分け、それぞれAのタイプに入れて前者を冷蔵庫と後者を冷凍庫へ。出先で食べるフードはBのタイプに小分けして入れて、冷蔵庫(近日中に消化予定)と冷凍庫(消化日未定)へ。私はBについてはVital Babyの Store & Wean Pot 60mlを使っていますが、日本ですとこのようなタイプが近いですね。
    ただ、離乳食前期(一日に一度)はまだ食べれる量が少ないので、タイプBのみか、冷凍庫で氷冷ケースタイプ(C)で保存した方が効率がいいです。
  • High Chair(ハイチェア)
    離乳食後期頃になるともうじっと座っていないので、いよいよハイチェアが活躍し始めます。ハイチェアを選ぶ時のコツは、赤ちゃんがいかに快適かということ。座り心地がいいと、食事中の駄々こねを軽減できるようです。とは言ってもまだ話せないので、快適かどうか私たちが判断するしかないのですが、以下のことがポイントになります。
    足置き場があり、高さが成長と共に調整できる。足が着く方が安心するのだそうです。
    椅子とテーブルの間が出来るだけ近い
    – テーブルはベビの肘がテーブルより上になる高さ、が理想。
    これらは、ベビがフィンガーフードをピックアップしたり、スプーンを使い易くする為です。
    クッションがあるとベター。ベビの身体と椅子の前後左右が空き過ぎないのが理想。空間がある場合は、タオル等で埋めてあげると安心するそうです。
    また、これはママの為ですが、
    テーブルが丸洗いできる、あるいは丸洗いできるカバーが付いているとメンテが格段に楽です。
    以上から、このようなタイプがお勧めとなります。
  • Splash Mat(食べこぼしマット)
    ハイチェアとセットで用意しておきたいですね。私はかわいいと思って柄があるタイプを購入したのですが、間違いでした。。食べ物がどこに落ちたか見えない(笑)いっそ無地か、柄があっても淡い色がお勧めです。まさにこれくらいが理想!(因みに、日本でスプラッシュマットと検索すると噴水マットが出てくるのですが、その方が名前のイメージに合っているなあと思いました。)

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振り返って見るとmunchikinの製品が多いですが、特にmunchickenの回し者ではありません(笑)痒い所に手が届く、本当によく研究されたブランドだと思います。
また思いついた都度、更新して参ります!